USB-DAC付真空管プリメインアンプがお薦め

2016.3.7

セカンド・システムを組みたい方や、これから落ち着いてオーディオを楽しみたい方などに、是非推薦したい製品が人気を集めています。

iFiオーディオのRetro Stereo 50というプリメインアンプです。

特徴としては、最先端なUSB-DACを内蔵していて、PCM、DXD(768kHzまで)、DSD(24.6MHzまで)とハイレゾ音源に対応していることで、パソコンと繋ぎfoobar2000などの音楽プレイヤー・ソフトウェアを使用すると、CDを再生する同時にDSDに変換して聴くことなどができてしまいます。

しかも真空管を使用することで、重要なデジタルからアナログとなってからの増幅をキメ細やかに再現していきます。

昔のアナログLPレコードの再生にも配慮があります。
Phonoイコライザも単独で販売されているものと同等のものが入力端子に用意されています。

最近の技術への対応では、BluetoothやNFC対応を行うことで、iPhoneのアプリなどからの再生も簡単にできるという優れものです。

はっきりとして優しい音で、良いスピーカーとの組み合わせが望まれます。

iFi-Audio Retro Stereo 50

IMG_1539m

Linuxでfoobar2000を動かす

2016.2.8

昨年 古いPCを活用、Linuxでハイレゾを聴く で、いらなくなったWindows PCにLinux(ubuntu studio)をすべてGUI(Windowsと同じような画面)でインストールしてLinux用のオーディオプレイヤー・ソフトでハイレゾを聴く試みを紹介しました。

今回は、更にWindowsのオーディオプレイヤー・ソフトとして代表的なfoobar2000を載せて、英iFI社のUSB-DACでハイレゾ音楽を聴く方法にチャレンジしました。

流れとして、WINEというWindowsアプリのエミュレータを用いて、foobar2000をインストールし、ALSAドライバーをWINEに追加して、foobar2000にWASAPIのプラグインを加えるだけで、foobar2000からPCMハイレゾの出力が実現します。

前回は、EPSONのEndeavor NP12というインテルAtom 1.6GHzで、主メモリーが1GBのPCを使いましたが、仕様のせいかいくつかの不具合が発生しましたので、去年(2015年)の11月にWindows7から10への移行を試すために中古で9,500円で購入したHPのProBook 4510s(インテルDual-Core Celeron 1.9GHzで、主メモリーが1GB)に前回の手順でAudaciousまでをインストールして同じ環境を作成しました。

さて、ここから今回の本題です。
先ず、WINEをインストールします。
左上のスタートボタンをクリックし、下の方にある「Ubuntuソフトウェアセンター」を稼動させます。
同アプリが稼動すると、右上に検索フィールドがありますので、ここにwineと入力してください。
以下の様に候補アプリが出てきますので、Microsoft Windows Compatibility Layer(Meta-Package)を選択して、右側に出る「インストール」ボタンを押すと、インストールが始まります。
ubuntu foobar ソフトウェアセンター

インストールが終わったら、Linuxの左上のスタートボタンを押してみて下さい。「Wine」という項目が追加されています。

次に、foobar2000をダウンロードします。
こちらはWindowsの時と全く同じです。foobar2000のサイトから最新のバージョン(現在は1.3.9)をダウンロードします。
ubuntu foobar foobardownload
ダウンロードが終わったら、下の隠れたランチャーパネルからフォルダーのマーク(/home/ubuntu=ユーザー名)を左クリックしてダウンロード>フォルダーを開けます。
ここから「foobar2000_v1.3.9.exe」を右クリックすると、「Wine Windowsプログラムローダーで開く」という項目が出ますので、ここをクリックします。
これで、Windowsと同じ様に、foobar2000のインストールが始まります。

インストールが終わると、前回インストールした「Audacious」の下に「foobar2000」のアイコンが表示されますので、ここからfoobar2000を稼動させます。Audacious同様、下のランチャーパネル内に追加することもできます。
ubuntu foobar Desktop
foobar2000のメニューから、File > Preferences > Componentsを選び、下にある「Get more components」をクリックすると、ブラウザにfoobar2000のプラグイン一覧が表示されますので、その中から「WASAPI output support 3.2.3」をクリックしダウンロードします。
ubuntu foobar WASAPIdownload
ダウンロード・フォルダーから「WASAPI output support」をダブルクリックし、メッセージ・ボックスのYesを押すとFile > Preferences > Componentsの画面にunkownのコンポーネンツが1つ表示されるので、これを選んでApplyボタンを押してOKを押します。
ubuntu foobar WASAPI apply

次に、Linuxの標準的なサウンド・ドライバーPulseAudioにALSAを加えます。
スタートボタンからWineの項目を選ぶとWintricksという項目がありますのでクリックします。
「Select the default wineprefix」のところのボタンを押して、下のOKボタンを押します。
またメニューが出ますので「Chage setting」のところのボタンを押して、下のOKボタンを押します。
この多数の項目から「sound=ALSA」を選びチェックを入れて、下のOKを押します。
また元のメニュー画面が出ますがキャンセルしてください。

USB-DACをPCに接続します。(初めにしておいてもOKです。)

続いて、File > Preferences > Playback > Outputを開きます。
Deviceの候補ボタンを押すと、iFIを初めいくつかの候補が出て、iFIでもWASAPIの設定でeventとpushが表示されます。
eventにするとDevice in useのエラーが出ますが、pushにすると問題なく再生ができました。wineの対応範囲の関係かも知れません。
ubuntu foobar WASAPI 選択.jpg

これで、foobar2000を使ってLinuxでハイレゾ再生が実現できました。
ubuntu foobar foobar2000

今回試したことで印象的だったのは、PCの仕様などにより結構動きに影響があるとのことです。

是非、お試しいただければと思います。

 

古いPCを活用、Linuxでハイレゾを聴く

2015.6.8

最近はWindows10が話題になったりしていますが、結構古いWindowsPCが手元に余っていたりするものです。
これらのPCをオーディオとして有効活用できないでしょうか。
特にファンレスのノートPCなどはオーディオ活用として最適です。
LinuxというとMPDの方にいってしまうことが多く、コマンド入力やコンパイルなどの話がすぐに出てきてハードルが高いと感じる人が多いと思うのですが、ここでは全て標準のLinuxのGUI(Windowsと同じような画面)のみで設定などの操作を行います。
GUIのしっかりしたハイレゾのプレイヤーにできたら、まだまだ長い間楽しめそうです。

最近のUSB-DACは、英iFI社のiDSDシリーズのように、Windowsにはドライバ・ソフトウェアのインストールが必要ですが、Linuxの場合はLinuxの標準オーディオでそのまま稼動するものが多くあります。

古いPC iFI

ということで、古いWindowsPCをLinuxのハイレゾ音楽プレーヤーにすることにします。
Linuxの場合は、たくさんのディストリビューション(OSパッケージ・セット)というのがあって、先ず何を選択するかと考えました。
今回は、低レイテンシ(実行遅延が少ない)な対応がされたという「ubuntu studio」というディストリビューションを採用することにします。

先ずは、現在お使いのWindows7か8で、ubuntu studioのISOイメージのダウンロードとDVDメディアへの書込みを行い、古いPCへインストールできるDVDを作成します。
最新版の15.04(2015年4月版)をubuntu studioのサイトからダウンロードします。通常はLTS(LongTimeSupport)である14.04.2が良いと思いますが、ちょっと試したかったので。14.04.2LTSは3年のサポートがあるので、こちらの方がお薦めです。
処理的にはほとんど変わりません。
低スペックのPCですが、64bit版をダウンロードしました。
ダウンロードする容量が大きいので、ダウンロードには2~3時間掛かります。

ISOイメージのものがダウンロードされるので、次にDVDに書き込む必要があります。
Windows7からは標準機能としてISOファイルを右クリックすると「プログラムから開く」のところで「Windows ディスク イメージ書き込みツール」というものがあり、DVDにISOイメージを書き込むことができます。

ディスクイメージ書込画面

これで現WindowsPCでの作業は終了です。

ハイレゾ・プレイヤーにする古いPCの方ですが、2010年ころにWindows7を試すために購入したEPSONのEndeavor NP12というインテルAtomプロセッサー1.6GHzで、主メモリーが1GBのものを使うことにします。
Endeavor NP12に、外部DVDドライブとLAN接続を行い、早速インストールします。
LinuxはWindowsに比べ軽快に動くので、Windows7が稼動しているPCまたはWindowsXPの後期ぐらいのPCであれば、多分問題ないと思います。

インストールは約1時間くらいでしょうか、以下の質問がでてきますので答えていき、後はファイル転送とインストール実行を勝手にやってくれます。

1.言語の選定は、「日本語」を選択。
2.オプションとしてAudio関連の他にGraphics、Photography、Publishing、Videoがあります。Audioだけでも良いと思いますが、とりあえず全てチェック、Audio関連だけでも良いと思います。
3.種類(パーティション)として、Windowsを残してデュアルブートにするか、消してしまってubuntu studioだけにするかなどを選択。
Windowsは使わないと思いますので消してしまった方がディスク容量も大きく起動時なども楽。
4.時計の地域が出ますのでTokyoをそのまま選択。
5.キーボードは日本語(かな)などを選択。
6.PC情報は標準の状況が表示されるのでパスワードだけ設定、この時に下の自動的にログインにチェックをしておくと起動時にいちいちログインしなくて良いので楽。
パスワードはインストール後に「ソフトウェアの更新」の時に必要なので、しっかりとメモ。

再起動の指示が出るので、再起動をするとDVDを取り出す指示もあり、ubuntu studioが立ち上がります。

この立上り画面は、「Linux for creative humans」というメッセージとロゴの周りをクルクル回り、なかなか素敵です。

ubuntu studio start

早速、標準的な音楽プレーヤーであるAudaciousを動かしてみます。
デスクトップの左上にubuntuマークがありますので、ここがWindowsでいうスタートボタンです。
ここから、「Media Playback」にカーソルを移すと、一番上にAudaciousがありますので、クリックしてください。
この後にUSB-DACのiFI micro iDSDなどを接続し電源をオンにしておきます。

Audaciousが起動したら、上のメニューからファイル>設定をクリックしてください。
以下のように、設定画面から「オーディオ」を選択し、出力プラグイン:のところを「ALSA出力」に変更し、隣の設定をクリックすると以下の画面が出るので、PCMデバイス:のところをクリックすると、たくさんの候補がでてきますので、以下の通り、iFIの「Direct hardware device without any conversions」を選択し、いろいろなサンプリングレートの音楽を再生できるようにします。

スクリーンショット_2015-06-02_16-46-09

その下にビット深度:がありますが、折角なので32bitにしておきます。
これでAudaciousの再生の準備ができました。

それでは音楽データの準備です。
音楽データは、「ミュージック」フォルダーに集めることにします。いろいな音楽データファイルをここに入れておきます。
デスクトップ上にある「ホーム」フォルダーを開くと、「ubuntu-ファイルマネージャー」が起動して「ダウンロード」や「ピクチャー」などと一緒に、この「ミュージック」フォルダーが表示されます。
どこかのネットワーク・ドライブまたはWindowsPCに音楽データがある場合には、「ubuntu-ファイルマネージャー」のアドレス入力欄に「smb://192.168.1.xx」とIPアドレスを入れるとフォルダーやファイルが表示されますので、今まで蓄えた音楽データファイルを選択して「ミュージック」フォルダーにコピーできます。

いよいよ音楽再生です。
Audasiousを立上げ、メニューから、ファイル(F)>ファイルを開く で再生したいフォルダーやファイルを指定します。
音楽データを追加する場合は、ファイル(F)>ファイルを追加 で行います。
再生ボタンをクリックすると再生が始まります。

スクリーンショット_2015-06-02_16-45-10

ハイレゾのサンプリングレートですが、44.1kHzから384kHz(352kHz)まで問題なく再生できました。
特にブツブツのノイズなどは入りません。
再生音も大変美しくハイレゾPCM独特の力強さが再現されますのでお試し下さい。

352kHzのサンプル音源は、http://www.2l.no/ の右上プルダウンメニュー「2L Brand Store」から「Tech Bench HD audio files」を選択し、HiRes Download – test bench からダウンロードできます。

Audaciousの立上げにいちいちスタートボタンから始めるのは面倒なので、ランチャーパネル内に追加することもできます。
デスクトップ上で右ボタンをクリッするとメニューが出てきますので、上から2番目の「ランチャーの作成(L)」をクリックします。ここで名前のところに「Audacious」と入れていくと、他の項目もセットされるので、下の作成ボタンをクリックします。
これでデスクトップ上にAudaciousのアイコンが設置されました。
ドラッグアンドドロップで、このアイコンをカーソルを持って行くと表示される下のランチャーバーの好きな位置にコピーすることができます。

スクリーンショット_2015-06-09_14-38-03

最後に、ubuntu studioは「ソフトウェアの更新」がよく表示されますので、こまめにアップデートをしておいてください。

2016.2.8追記
Linuxでfoobar2000を動かす
はこちらから。