投稿者: koshi kakuta

角田 好志(かくた こおし) 1950年 神奈川県横須賀市生れ。 三井銀行(現三井住友銀行)に入行し、システム開発部や国際部などに在籍した後、三井銀ソフトウェアサービス(現さくら情報システム)に出向、黎明期のPC-LANやAIなどの事業を立ち上げる。 1991年 ネットワークSI企業「アクシオ」を設立し常務取締役に就任する。アクシオはさくら銀行(現三井住友銀行)と昭和電線電纜(現昭和電線ホールディングス)、ワールドビジネスセンターとの合弁企業。 1997年 JavaとLinuxのSI企業「テンアートニ」(現サイオステクノロジー)を設立し、代表取締役社長、会長を歴任する。テンアートニは大塚商会の子会社として設立し、2004年に東証マザーズに上場を実現する。 2002年 「ゼンド・オープンソースシステムズ」を設立し、代表取締役社長に就任、2004年社名変更し「オープンソース・ジャパン」となる。2008年10月 退任。現在は、株式会社 千十七の他、数社の監査役や顧問に就任している。 [著作] 「ITマネジメントの常識を疑え!」(日経BP社) 共著として「入門NetWare」「入門 NetWare 386」 (ソフトバンク) その他雑誌やWebサイトへの執筆掲載多数

DSD11.2MHzという未知をnano iDSDとRitmo DSDPlay miniで実現

2014.8.11

DSD-DACの大ヒットとなったiFI社のnano iDSDのファームウェアが更新されたことと、Windows用新ドライバー・ソフトのv2.20.0の登場で、nano iDSDは、更に高精細なDSD256(11.2MHz)の再生が可能となりました。

昨年より販売しておりますfoobar2000プレインストールのファンレス・アルミ筐体PCである「Ritmo DSDPlayシリーズ」との組合せで、FLACファイルやCDをDSD11.2MHzという未知の世界へと導きます。

今回のモデルは、Ritmo DSDPlay miniという最小モデルに、DSDPlay Rev3.0として、Windows8.1 64bit版をベースに、foobar2000の最新バージョン1.3.3、Super Audio CD Decorderプラグイン v0.7.1をセッティングし調整したものです。
本年5月に発売しました「Ritmo DSDPlay mini iDSDモデル Rev.2.0」に上記対応を行って、「Ritmo DSDPlay mini nano iDSDモデル Rev.3.0」としたものです。Rev.2.0をお買上げの方には、送料負担のみでRev.3.0へのバージョンアップ(OSはWindows7のまま)を実施いたします。

Ritmo mini iDSD

今回のRitmo DSDPlay mini + nano iDSD の特徴としては、Ritmo DSDPlay miniのソフトが外付けCD(DVD)ドライブにも対応したことです。
お手持ちの外付けドライブなどをUSB端子に接続することで、CDを挿入すると自動的にDSD11.2MHzでの再生が開始されます。お手軽に、十分聴き慣れたCDソースをDSD11.2MHzの世界で楽しむことが出来ます。(外付けドライブは付属していません)

mini nano set cd

是非お試しください。

ご購入は、こちらから。Tポイントもつきます。

[Ritmo DSDPlay mini nano iDSDモデル仕様]
CPU:Intel Celeron847 1.1GHz
メモリー:8GB DDR3-1066MHz
起動ディスク:128GB SSD
光学ドライブ:なし(付属していません)
OS:Windows 8.1 64bitプリインストール
標準仕様付属DAC:iFI-Audio 「nano iDSD」
インストールソフト:Foobar2000プリインストール(DSD再生/DLNA対応設定済)、DAC用ドライバーソフト
電源:65W AC Adapter
リアポート:HDMI x2 / USB2.0 x2(別途フロントに1ポートあり) / LAN x1
付属品: ACアダプター、ACケーブル、iFI-Audio「nano iDSD」

アクティブ除振台をオーディオに使ってみる

CDもFLACもDSD再生 さらにiPhoneで操作

最近のFoobar2000はDSD関連での充実ぶりが素晴らしいの一言です。
これまでHQPlayerが行なっていたCDディスクやFLACファイルからのPCM→DSD直接変換再生が可能となったばかりか、FLACファイルについては、従来のLINNスタイルのiPhoneなどDLNAを使用したネットワーク再生でそのままDSDを出力することができます。

必要な機器は、ある程度CPU性能の高いPCとDSD-DACです。
CPU性能が低いと、PCM→DSD変換の処理に対応できず、ブツブツとノイズが入ったり再生音が揺らいだりしますので、ご注意ください。
DSD-DACは、最近たくさん発売されており、すべて確認できませんので、PCにドライバーソフトをインストールしたものとします。

Foobar2000の設定は、以前ご紹介したSourceForge.netのSACD Decoderのダウンロードに含まれるASIOProxyInstallにより、ASIOドライバーの指定やPCからDACへの転送方式の設定などが可能となります。以前のバージョンは、この2段しかなかったのですが、新たに3段目にPCMtoDSDの設定が追加されました。
メニューバーから「File > Preferences」をクリックし、左のメニューから「Playback > Output > ASIO」をクリックしていきます。
ASIO Driversの中から「foo_dsd_asio」をダブルクリックすると画面上に小さな設定フレームが開きます。ここの3段目で、None、SDM Type A~Dの選択ができますので、PCMのまま聴く場合はNoneを、PCM→DSDに変換する場合はSDM Type A~Dの内のいずれかを選択し音を試してみてください。その右の欄は2.8MHzにする時はDSD64、5.6MHzの時はDSD128を選択します。

set9

先ずは、CDディスクを直接DSDで出力するスタイルです。CDをそのままPCのDVDドライブで再生しますから、当然のことながらリッピングが不要になります。
リッピング作業の手間や大量のハードディスクは不要となり、これまで購入してきたCDディスクは有効にDSDの良い音で聴けるのです。
但し、CDにはCDDBのようないろいろな情報が入っていませんので、曲名やアルバムアートなどの表示はできませんが、従来からWAV(PCM)にリッピングして聴いていた人は気にならないでしょう。

[2013.9.22 追記]
CDからの直接DSD再生については、「CDイン自動起動」を活かして、モニターやキーボード、マウスを使用しないでの方法もできました。Ritmo DSDPlay Rev. 1.2以降で対応しています。
詳細は「CDから直接DSD再生の接続と使用方法」記事をご参照ください。

次に、FLACファイルのDLNAによるネットワーク再生です。
これもPCでDSDに変換して聴くことができます。したがって、従来リッピングしたFLACファイルも、問題なくアルバムアートも表示しながらDSDで聴けるのです。
これで、今までのリッピングの苦労が報われるとともに、DLNAによる音楽鑑賞の環境も維持されます。
DLNAレンダラーを変更することにより、LINN DSシリーズとの比較試聴もできますので、これも楽しみの一つです。

Play1 [Foobar2000でのFLAC→DSD再生画面]
FLAC再生については、44.1kHz系(44.1,88.2,176.4)のFLACでは、PCM→DSDの変換がききますが、48kHz系(48,96,192)では、変換されずにPCMのままDACに送られPCMとして元のサンプリング・レートで再生されます。

今回、これらのDSD再生環境にあたり、オーディオルームでPCを稼働させる訳ですから、静音PCがどうしても必要ではないかと思い、以前オープンソース・ジャパン時代にお付き合いしていたオリオスペックさんとお話をしました。LINN DS用のファイルサーバー(NAS代替)として発売しているリッピング・ソフトなどをインストールした”Ritmo”という機器があるとのことで、これをDSDプレイヤー的に使えないか確認をしました。
DSD-DACは、以前紹介したMytek Digital Stereo192-DSD-DACの他に、DSD64(2.8MHz)までですが、RATOCのRAL-DSDHA1という機器で試してみました。

このRitmo PCにFoobar2000をインストールし、以下の必要なcomponents(プラグイン的な)をインストールします。
ASIOSuper Audio CD DecorderUPnP/DLNA (詳細はPCオーディオをDLNAとiPhoneで操作)
RAL-DSDHA1のドライバー・ソフトをインストールし、マニュアル通りにFoobar2000でのDSD再生設定を行います。(OutputやASIOの設定、File > Preferences > Tools > SACDでASIO Driver Modeを「DSD」など)

CD再生は、CDディスクをPCのCDドライブに挿入し、Foobar2000の File > Open Audio CD を選択します。
トラック内容(情報はなし)が表示されますので、後は再生トラックを選択して通常の再生ボタンを押せばOKです。
Foobar2000の下のバーにPCM/44.1kHzの表示がありますが問題ありません。この後にDSDに変換されたデータが、DSD-DACに流されます。
MytekのDACでも全く同様に再生できます。

FLACの再生は、従来と同じようにiPhoneでリモート操作が可能です。
PlugPlayerで稼働を確認しました。また、android系ではBubbleUPnPでの稼働も確認しました。

IMG_0325 [iPhoneでのPlugPlayer再生画面]

音の方は、静寂感と透明感が増し、高域が十分に伸びてDSDらしい音になります。
Mytekの方は、以前からそうでしたがDSD関係で時々ポップノイズが発生しますので、DSDへのモード切替時などはボリュームを下げるなどの配慮が必要になります。
その点、RATOCはこの心配がなく安心してリスニングできるのは、大変うれしいことです。

今回のDSD関連機器については、オリオスペックさんとともに千十七でも販売することにしました。
このベースとなる起動SSDドライブのみの静音PCはFLAC再生時にはゼロスピンドルとなります。
しかもアルミ削り出しボディで完全ファンレス、スタイリッシュでオーディオ機器との相性は抜群です。
さらにPC本体フロントパネルにはディスクアクセスランプがなくチカチカしませんので、PCが再生稼働していても視覚的なノイズはまったくありません。

PC本体のみのベーシック・モデルと、前述のインストールや設定を行いRATOCのDSD-DACもセットして接続してすぐにDSDが聴けるスタンダード・モデルの2種類です。

Ritmo DSDPlayベーシック・モデル 169,800円
Ritmo DSDPlayスタンダード・モデル 268,000円

ご購入は、こちらのページからどうぞ。(その後、モデルが変わっています)