2014.4.9
昨年(2013年)12月に発売されて以来、売り切れで品不足が続いていた英iFI社の「nano iDSD」を手に入れて、いくつか試してみました。
2014.4.21追記—–
パッケージは、アップル製品を思わせるように、とてもシンプルでオシャレです。
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何しろ26千円程度の価格のUSB-DACで、DSD5.6MHzやDXD352.8KHzの再生ができ、iPhoneと繋いでポータブルでDSDやハイレゾ再生が可能となり、このデザインの良さから人気となるのも頷けます。
先ずは、株式会社千十七らしくRitmo DSDPlayのパソコンに繋いでみました。
指定されたWindows用のドライバ・ソフトをダウンロードしてインストールしました。
2014年4月現在のバージョンは2.19.0となっていますが、3月初めのころは2.15.0でしたので、かなりバージョンアップを進めているようです。
インストールが終わると、foobar2000側でnano iDSDを認識するので、他のDACの設定と同様に進めていきます。
File>Preferenceを選択し、Playback>OutputのASIOをクリックします。
写真のように、ASIO driversの中から、foo_dsd_asioをダブルクリックします。
小さなwindowが開きますので、画面のように、ASIO driver:にnano iDSD用のiFiを選択し、DSD Playback Method:でDoPを選択します。nano iDSDは3月現在ASIO Nativeには対応していません。
PCM to DSD Method:も、いつもの通り、SDM Typeを指定し、Fs:もいつも使用しているDSD128とします。
特に問題なく設定が終わり音出しです。
サンプリング・レートごとに登録しておいたプレイリストを再生して、nano iDSDのサンプリング・レートを表示するインジケータLEDの色を確認しました。ここで気になったのが、グリーンとシアンの色の違いが微妙だったことです。
サンプリング・レートとLEDの色の表示は以下の通りです。
サンプリング・レート | LEDの色 |
44/48kHz | グリーン |
88/96kHz | イエロー |
176/192kHz | シアン |
352/384kHz | ホワイト |
DSD2.8/3.1MHz | ブルー |
DSD5.6/6.2MHz | マゼンタ |
44.1系(44.1/88.2/176.4KHz)の再生では、マゼンタとなりDSD5.6MHzへの変換を確認できましたが、48系(48/96/192KHz)の再生で、192KHzを再生したところグリーンが出てしまったので44.1KHzとなってしまったのかと、いろいろ調べて見ましたが、別の目で見てもらったところ、どうやらシアンの色だったようです。
DSDへの変換再生では、再生開始時のブチノイズが他のDACよりも少し気になります。
また、DSDにおいてサンプリング・レートを変える時には、一旦再生を停止してから行うなど慎重に操作する必要がありそうです。変わった瞬間に若干のLED点滅とノイズが発生します。
[4/18追記]—–
曲トラックの変更やサンプリング・レートの違う曲の再生などの時に、ノイズだけで再生ができなくなったり、音がでなくなったりする現象が時々あります。
ドライバ・ソフトを最新の2.19.0に変更しても状況は変わりませんでした。
対応としては、foobar2000を再起動させることやPCの再起動などで解決しました。—–
再生音としては、メリハリの効いたはっきりとした音で高域低域も伸びているようです。
但し、大型システムに繋いでの再生では、iFI社の主張とは異なりますが、バランス出力がないこともあって、少しボヤケた感じが出てしまうように思いました。
次に折角なので、352.8KHzのDXD再生も聴いてみようと思い、ノルウェー2L社のサンプル音源データをダウンロードして確認してみました。
http://www.2l.no/ の右上プルダウンメニュー「2L Brand Store」から「Tech Bench HD audio files」を選択し、HiRes Download – test bench から、DXDを始め、DSD128(5.6MHz)やDSD64(2.8MHz)のサンプル音源がダウンロードできます。
DXDの音は、DSDに比べるとグッと情報量が増える感じです。DSD128かDXDかは、音楽の種類だったり、聴くものの好みによるのではないでしょうか。
foobar2000でDXDなどDSDに変換しないで直接のサンプリング・レートで再生する場合は、前述の小さなwindowのところのPCM to DSD Method:の設定をNoneにする必要があります。
iPhoneを使ってのポータブルな活用についても確認しました。
この方法は、販売元など様々なところで詳細な説明がされていますので、ここでは省略します。
ただ、こちらで入手したものだけかも知れませんが、本体をテーブルに置いたところ平行にならずガタつきがありました。こういうところはしっかりと作っておいて欲しいところです。
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