CDから直接DSD再生の接続と使用方法

foobar2000を活用した「CDドライブからの直接DSD再生」について紹介します。
LANにすら接続不要なので、WiFi環境も必要ありません。
オーディオ・ファイルの方々は、あまりパソコンの画面を目にしたくなく、できればオーディオとパソコンのスィッチをオン/オフする程度で音楽を楽しみたいと思っています。

foobar2000をWindows7の上で稼働させて、一番簡単に活用でき、従来のピュア･オーディオの延長線上で利用できるのが、CDをパソコンで直接読込み、DSDに変換して再生する方法です。
何と言ってもCDそのものからDSD再生ができれば、リッピングの必要もなくハードディスク容量を気にせずに、良い音が楽しめます。
CDをCDドライブにセットすることで、「CDイン自動起動」にfoobar2000を設定しておくと、自動的にCDが再生されますので便利です。
CDのDSD再生が、DLNA再生の時と同様にパソコンのディスプレイをオフでもOKとなります。
更に、Ritmo DSDPlayの場合は、付属のリモコンを使用すると、再生/停止/一時停止/前後トラックへの移動が操作可能です。(基本的にトラックNoでの移動やイジェクトなどはできません)
ディスプレイやキーボード、マウスは、トラブル発生時には使用しますが、通常のCDのDSD再生では使用する必要がありません。
CDの取り出しは、再生を停止してから行って下さい。停止しないで取り出すとノイズが発生します。

この再生ケースのみを利用の場合には、LANとの接続も必要ありません。
パソコンとDSD-DACをUSBケーブルで接続し、DSD-DACのXLR(バランス)またはRCA(アンバランス)のオーディオ出力端子とお使いのオーディオ装置を接続するだけで、準備は終了です。

foobar2000で「CDイン自動起動」を行うのには、いくつか準備が必要です。foobar2000をWindows7でCDドライブなどデバイスを自動起動するアプリケーションにするには、foobar2000の上のメニューより、「File」>「Preferences」>「Shell Integration｣をクリックし、「Set as the default audio CD player 」のところにチェックを入れておく必要があります。
この後に、Windows7の「スタート」>「コントロール･パネル」>「ハードウェアとサウンド｣>「自動再生」—>「オーディオCD」と「拡張オーディオCD」の項目を「オーディオCDの再生 -foobar2000使用」に変更します。上の「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う(U)」にチェックを入れておくことも必要です。

これで、CDドライブにCDを挿入すると、foobar2000が立ち上がり、CDのソースが以前説明したDSD変換の設定(「CDもFLACもDSD再生 さらにiPhoneで操作」)をしておけば、そのまま再生されるようになります。