サンティのチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」

  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

この「悲愴」を、当時のCD店の店頭で聴いた時は驚きました。
全体的に柔らかい雰囲気の中にしっかりとした緊張感をとどめての演奏でしたの誰のものかと思い演奏中ジャケットを覗き込んだところ、何とオーケストラはNHK交響楽団と日本のオーケストラで、指揮はネッロ・サンティでした。
その後、調べてみると、このサンティは、高齢のイタリアの指揮者、特にオペラを得意分野としているとのことでしたので、早速、ヴェルディのオペラを海外から仕入れて聴いてみたりもしました。

話を戻すと、この「悲愴」は2004年の録音だそうですが、音域全体が広く、低域も十分です。
ピアニシモも奇麗に捉えられ、各楽器のバランスも良く、聴き応えがあります。
第2楽章の4分の5拍子の滑らかな流れや第3楽章のマーチでの小気味良さなど、日本人の感性とあったメロディックな流れも魅力的です。NHK交響楽団との相性も良いのでしょうか。
ドイツやロシアの指揮者の場合は、もっと緊張感が高まっているような気がします。

一緒に入っているヴェルディの序曲や前奏曲では、このダイナミックな演奏と唄こころが心地よく一層印象的になります。

この数年後でしょうか、ベートーベンの交響曲もNHK交響楽団と演奏しており、やはり同様に印象的でしたが、この時のチャイコフスキーの方が心に残っています。
この前後、NHK-FMで聴いたボロディンのダッタン人の踊りも強烈なイメージでしたが、CDにはなっていないようです。

サンティは、イタリアのオペラ指揮者とのことですが、ロシアもののメロディの扱いがとても上手なように思います。

 

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